先日聞いたこんな話。
「UFOなんて実在しない」と云っていた人が「UFOを見た!実在するんだ!」と云い出したときに、その人に何がおこったのか。
これは本当にUFOを見たかどうかの問題ではなくて、その人の生きる世界が変わったとういうことなんです。
“UFOは実在しない”世界に住んでいたら、その人はUFOを見ても「あれは衛星だ」とか「風船かなにかが飛んでるんだ」とか、なんとでも理由をつけて、UFOの存在を否定し続けることができます。
それが「UFOを見た!」と云いだしたってことは、その人が“UFOが実在する”世界に生き始めたってこと。実際に見たものが衛星であれ風船であれ、その人はUFOを見て“UFOが実在する”世界に生まれ変わったんです。
(UFO=未確認飛行物体なので、確認出来なかったら何でもUFOじゃん。と思う方もいるでしょうが、ここではそれは置いといてください。)
ヨガでも難しいアーサナに取り組むとき「無理!」とか「出来ない!」とか云ってしまいがちですが、そうすると“出来ない”世界の住人になってしまってそこから成長しなくなってしまいます。
そんなときは少し云い方を変えて「出来るようになってる途中」、「今は出来ないけど、いつかは出来る」にしてみると、どうして出来ないのか、どうやったら出来るようになりそうかと考え出し、成長の可能性がどんどん広がっていきす。
この話をしてからアームバランスに取り組んだクラスでは、手首を痛めている方以外は皆程度の差はあれど足を上げてバランスとれてました。
バランスポーズは恐怖心から「無理!」となっちゃいがちですが、“出来る”世界に身を置いて取り組むと全然違う結果になります。
手首を痛めている方も、今出来ないだけで治ればいつか“出来る”でしょう。 もしくは手首が痛いままでも、自分なりの“出来る”を見つけるかもしれません。
“自分の生きる世界は自分で決める”とは、こういうことかと実感。
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